10年ぶりに嵐のコンサートに行った話

 

もうブログを作ったことさえ忘れかけていたのですが、嵐のコンサートがあまりにも楽しくて、久し振りに文字にしよう!とブログを開きました。

 

2018年12月15日、嵐のコンサートに行ってきました。

 

わたしがジャニオタの世界に足を踏み入れたのはちょうど10年前でした。

当時わたしは小学生だったのですが、時は2008年、空前の嵐ブームがわたしの通う田舎の小学校でも巻き起こっていて、わたしは友達たちに巻き込まれるように嵐を知っていくことになりました。

元々テレビっ子だったためメンバーの顔と名前は一致するし、花より男子も大好きでした。「メンバーで誰が好き?」なんていう小学生らしい質問を周りから何度もされて、興味はなかったけれど何となく人が好さそうだからという理由で「相葉ちゃんかな」なんて答えたりしていました。

そして、こうも周りが好きだというものを無視することが出来なかったわたしは、気付くと「嵐」で検索していました。

嵐に転げ落ちる一番のきっかけは「truth」のPVでした。

赤いスキニーを履き儚げな顔で踊る相葉くんが、今まで知っていた相葉ちゃんではなくて、PVを見終ったわたしはとんでもなく興奮していました。

翌日学校へ登校するやいなや、友達に「相葉くんでオススメの動画ある?!」と詰め寄ったのでした。(ちなみにオススメされたのは相葉すごろく)(truthとのギャップにますます嵐に転げ落ちる要因となる)(truthと相葉すごろくで嵐オチ)

 

とんでもなく前置きが長くなりましたが、今年2018年は個人的にジャニオタ10周年であり、嵐を知って10年になる年でした。

前記した通りその後すっかり嵐のトリコにされてしまったわたしは翌年、初めてコンサートというものに行くことになります。嵐10周年のアニバーサリーツアー5×10です。

しかし、嵐だけでなくジャニーズ自体にのめり込んでいったわたしは、機会にも恵まれず5×10以降嵐のコンサートに行くことはありませんでした。

 

嵐コンの倍率が激戦なのはもちろん承知していて、もう一生行くことなんてないのかも、とぼんやり考えていた矢先、今年のツアーに誘ってもらえることになったのです。

誘ってくれたのは、10年前コンサートに一緒に行ったいとこでした。

 

思えば嵐のコンサートに行くのなんて5×10以来、約10年振り(正確には9年振りなのですが)、楽しみのあまりとても浮かれていた反面、わたしなんかが入っていいのかなぁなんていう思いも少なからずありました。

そんなときにね、聴いたんですよねぇ。「君のうた」のシークレットトークを。

翔ちゃんの言葉に、行ってもいいんだ!て思えたんですよね。行く前にね、既にちょっとここで泣いた。

 

もうその後は楽しみな気持ちだけで、「今年の1曲目なんだっけ?SUNRISE日本?」とか言い出す母親に笑ったりしながら(面白すぎて同じことTwitterにもかいた)いざ行ってきたコンサート。

10年振りに相葉くんのうちわを買い、初めて制御されるペンライトの設定をして。

ノスタルジックな感情と、初めてのような新鮮でどぎまぎした感情がないまぜになった複雑な気持ちで席に座りました。

 

めちゃめちゃはちゃめちゃに楽しかった

 

懐かしいC&R、さすがトップアイドル~てなどでかいスクリーンと制御されたペンライトの豪華な演出。すごいな~すごいな~て思うところはたくさんあったけど、何よりジーンときたことがあって。

 

MCで曲中の相葉さんのミスが話題に上がりました。

とある曲で本当は5人集まらなきゃいけないところだったのを、相葉さんはずーーっとお客さんを見つめてて、すっかりそれを忘れてしまったというのです。

やんややんやメンバーから言われる中、相葉くんは「お客さんみんな来てくれて、ペンライト買ってくれて。すごいなーと思って。沁みちゃってたの」とそのワケを話しました。

これを聞いたとき、あっデジャヴだって思って。TimeのライブDVDにも同じような場面があったなって。

上着を脱がなきゃいけないところなのに、相葉くんはずーっとお客さんに手を振ってて脱ぐのを忘れちゃって、結局潤くんに注意されちゃう。そのときも「すごいなーって!圧巻だから!(つい手を振り続けてしまった)」とワケを話してるんです。

もうね、全然変わらないじゃんこの人!と思って。

最後のあいさつで「チケットが売れたとて、何かあって来られないかもしれない。沁みちゃうんだよね」と声を詰まらせながら話すんですよね。

嵐は押しも押されぬトップアイドルで、今の嵐がドームを埋められないなんてことはあり得ない。コンサートがやれることを当たり前だと感じてもいいと思う。

この日は潤くんも「ありがとうしか出てこない」と話していたんです。どんなときも饒舌に話せそうな潤くんが、何も言えずありがとうしかないなんて言うんです。

ツアーオーラスでもない中盤の会場、ましてや名古屋3日間のうちの真ん中の2日目で、そんな声を、想いを詰まらせながらあいさつしていることにびっくりしちゃって。

(後日50公演という大規模コンサートの序盤だと知る訳ですが)

からしたら何公演もあるうちの変哲もない1公演だろうと思っていたのに、全然そんなことなかった。

この相葉くんの、嵐の言葉たちに、変わらないなぁとジーンとしてしまった。

いつまでも謙虚で、ひとつずつのコンサートに、ひとりひとりのファンにとことん真面目に向き合っている人たち。

 

今度こそわたしの人生における最後の嵐コンだったのでは、とも感じていますが、本当に行けて良かった。

嵐を好きになったばかりの、純粋な気持ちを思い出せた。

今はひねくれたオタクになってしまって、すぐセトリに文句言ったり、ああしてほしいこうしてほしいと言ってしまうけれど、もっとピュアに楽しめるんだということを思い出しました。

原点回帰!だったな。とにかく楽しかった!